2022.08 28
イベントレポート「8月28日(日)開催 伝える人になろう講座」
2022年8月28日(日)に、「伝える人になろう講座」がSTUDIO VIZZ EBISUにて実施されました。
▼「伝える人になろう講座」とは?
「情報受信」の時代から「個人発信」の時代をつくるため、日々活動するジャーナリスト・堀 潤様と、恵比寿の人・文化・食を取材し発信する地域密着メディア 恵比寿新聞の編集長・髙橋ケンジ様が2016年からタッグを組んで実施されているワークショップイベントです。
VIZZでの開催が2回目となる今回は、「ドラえもんを本気でつくる」を研究テーマにしている日本大学文理学部助教・AI研究者の大澤正彦先生をゲストにお招きし、「もしドラえもんが居たら町はどうなる?」をテーマにディスカッションを行いました。
今回も、前回と同じく鳥山のピチピチスキニーをいじっていただいてスタート。(もはや恒例化したこのイジり…!)終始、大澤先生の軽快なトークに会場が惹き込まれ、ボケあり、笑いあり、学びありのトークセッションが繰り広げられました。
「AIとは何か」の問いを通じて、「人間とは何か」を考えさせられた濃密な時間。
正直、AIと聞くと難しい技術のようでなかなか遠い存在に感じてしまいます。昨今、Twitter上で「AIが描くアート」が話題になっているのを横目に、筆者自身、AIと人間はどう関わっていくべきなのだろうか…と考えていました。しかし、大澤先生のお話を聞いているうちに気づいたのは、そう考えている時点で「AI 対 人間」という対立構造を勝手に自分の中に作っていたのかもしれないと。
大澤先生のお話を通じて感じたのは、AIは決して「冷たい」ものではなく、むしろ「温かみ」のあるものだということ。優しく話しかけられた記憶、つまり「愛」を感じて心は形成されていく。人間になぜ心があるのか? を証明できないのと同様、なぜAIに心がないのか? も証明できない。AIにだって心があるといえるのではないか、愛を感じられる存在なのではないか。
そんなことを考えながら、今までのAIに対するイメージが大きく覆される、たくさんの学びに満ちた時間を過ごさせていただきました。大澤先生、本当にありがとうございました!
ご来場いただいた方からも、「科学の話は難しいと思っていたけれど、こんなに笑えるなんて!AIに対する印象がとても変わりました」「AIなど科学の分野は苦手でしたが、面白くて続編希望です!」「AIは機械的なイメージでしたが、温かいものだと感じることができました」等のお声をいただきました。(VIZZメンバーも続編希望です!笑)
前回のイベントに引き続き、約40名ほどの方にご来場いただき大盛況で終えることができました!
堀様、高橋様、そしてご参加いただいた皆さま、サポートスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
引き続き、STUDIO VIZZ EBISUでは「人々が自由な発想で交じり合い 新しいを未来を創造する」をテーマに、さまざまなイベントや企画を展開して参ります。ぜひVIZZの公式TwitterやWebサイトにてチェックしていただけますと幸いです。
次回予告!
次回の「伝える人になろう講座」は、9月25日(日)を予定しております。
8月のAI研究者・日本大学文理学部助教の大澤正彦先生をお招きしての「AIと心と人間」の素晴らしいお話に続きまして、
9月はそんなAI(人工知能)が人の記憶を解凍するという素晴らしい活動として皆さんも一度はニュースで見たことがあるかもしれません。
原爆投下前の広島の白黒写真をAIの技術でカラー化するプロジェクトを行っている東京大学学生の庭田杏珠さんをお話を伺います。
開催日 2022年9月25日(日)17:00開場 18:00開演 20:00終演
場 所 STUDIO VIZZ EBISU
住 所 渋谷区恵比寿1丁目19−19 恵比寿ビジネスタワー 1F
参加費 無料(先着50名様限定)
登壇者・ゲスト 庭田杏珠
堀潤&高橋ケンジ
※イベントの詳細はこちらからもご覧いただけます
▶︎お申し込みはこちらから
STUDIO VIZZ EBISUについて
「人々が自由な発想で交じり合い 新しいを未来を創造する」
STUDUI VIZZ EBISUは、2021年10月にオープンしたレンタルスタジオです。
人々が交じり合い、自由にクリエイティブに取り組む場所として、恵比寿を中心に新しいコミュニケーションを発信していくことを掲げています。
さまざまな用途に対応した3種類のスタジオは、展示会やオフラインイベントに留まらず、ウェビナーや配信ライブなど多目的にご利用いただけます。
また、会場のレンタルのみならず、配信サポートや企画立案、映像制作までご相談いただけます。お気軽にお問合せください。